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日米関係の研究家 矢部宏治さんの紹介/天木直人✕矢部宏治 対談動画part1「知ってはいけない 隠された日本支配の構造」刊行記念

 

天木 みなさん、こんにちは。今日は、私の友人で日米関係の政治の歴史を勉強されている、矢部さんを紹介したいと思います。この度、矢部さんは、新しい本『知ってはいけない隠された日本支配の構造』、まあこういう本を出されました。

私はかねてから、矢部さんが一貫して追求してこられた日米関係の本当の姿、このことに随分教えられて、矢部さんが日本国民の一人でも多くの、日本国民に知ってもらいたいと思って、数々の本を出されたわけですけれども、その重要性と意義について、誰よりも興味を覚えた一人ですけれども。

 今回、今までの矢部さんの数々の労作をですね、まとめて、まあいわば、彼の言葉にすれば、これが最後の本だという本が出されたことを知ってですね、まあ非常に私は喜んで、一人でも多くの人がこの本を読んで、目から鱗が落ちるという思いを持っていただきたいと思って、この対談を組みました。

まあ彼は、漫画のような形ですね、より広く分かりやすいっていう形でされて、されたわけですけど、私は、どのような表現であれですね、とにかく本当のことを一人でも多くの人が知るということが重要で、私はその矢部さんの努力を、改めてここで讃えたいと思っています。

 早速、ですから矢部さんにですね、今までの彼のやってきたこと、そしていったい彼が何を訴えたかったのか、そして彼が、ここまで、もうこれですべてが、これ以上のものはないというところまで明らかにされたけれども、なぜそれが日本国民に思ったほど通じなかったのか。じゃあこれからどうすればいいか。そういったところを、まず話してもらおうと思います。 では、矢部さんよろしくお願いします。

矢部 はい、よろしくお願いします。ちょうど今から7年前ですね。鳩山政権の崩壊、不可解な崩壊ということに非常にショックを受けまして。で、沖縄にまず渡りまして、この問題を調べはじめました。で、そのときからね、天木さんは本当に、この我々の研究の大応援団として、ずっとこう話し合いしながらやってきたんで、今日、天木さんにこの話を聞いていただけるのが、本当に嬉しいと思ってます。

天木 一言申し上げますと、私が矢部さんを知り合った直接のきっかけがですね、矢部さんの、矢部さんのまあ最初の本とでもいうべき、沖縄の現実を写真で紹介した本だったんですね。私は、たまたまこれを見つけてですね、矢部さんという方を知って。そしてそれ以来、彼と仲良く意見交換してきて、ともに語り合ってですね、あるいは議論をしてきて、まあ今日に至ったわけです。

矢部 まあ私がまず沖縄に渡りまして、とにかく沖縄の米軍基地っていうことをね、7年前、私はまったく知らなかったんです。で、それが原因で鳩山政権が崩壊したっていうことが分かったので、沖縄に写真家と二人で行って、この全撮影、沖縄米軍基地全撮影という本を作りました。

で、そこからね、本当にいろんなことが分かってきたんですけど。何と天木さんは、もう最初ほとんど東京では書店に置いてなかったこの本を、たまたま書店で見て、で、ご自分のブログで書いていただいて。天木さんのフォロワーの方、すごくみなさん読書家なんで、ものすごくこれが評判になってですね。

で、それから天木さんの盟友ともいえる孫崎さんの『戦後史の正体』。こういう戦後再発見シリーズっていうのを出しまして。で、またこれがベストセラーになったので、今までこの研究が続いてきたっていうことですね。

本当に、特にこの本のときは天木さんは、これはもう自分の物語だということで、孫崎さん以上の情熱をもって、この本の宣伝に協力していただいたっていう。結局この物語は何かっていうと、外務官僚のなかで最高の仕事をした人間は、パージされるっていう話なんですね。

天木さんのイラク戦争のときの提言とか、孫崎さんのアザデガン油田の開発の提携とか。そういうことをした人間が潰されていくという歴史を、孫崎さんが書いていただいた。

で、まあこれで非常に基礎ができましたんで、二冊目からはですね、日米の法的な構造の分析に入って。で、まあこれはやっぱり本土の方ではほとんど研究が消滅してたような状態だったんですけれども。沖縄と、それから共産党のなかにそういう研究が受け継がれていたんで、そういう人たちと一緒にこのシリーズを作りながら、自分でも本を書きながらですね。そういうことを伝えてきたということです。 

「知ってはいけない 隠された日本支配の構造」刊行記念対談 天木直人✕矢部宏治

対談動画1:日米関係の研究家 矢部宏治さんの紹介

対談動画2:【論点】アメリカの既得権益と日米合同委員会について

対談動画3:【論点】オスプレイ問題

対談動画4:【論点】集団的自衛権の次に起こることは何か?

対談動画5:【論点】国連は平和を守れるか?

対談動画6:【論点】天皇陛下のメッセージ

対談動画7:【論点】対米従属

対談動画8:【まとめ】私達、日本人はどうすれば良いのか?

対談動画9:【まとめ】新党憲法9条について

著者:矢部宏治(やべ・こうじ)プロフィール

1960年兵庫県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。

株式会社博報堂マーケティング部を経て、1987年より書籍情報社代表。

著書に累計17万部を突破した『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』

『日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか』(以上、集英社インターナショナル)、

『本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること――沖縄・米軍基地観光ガイド』(書籍情報社)など、

共著書に『本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」』(創元社)。

企画編集に「〈知の再発見〉双書」シリーズ、J.M.ロバーツ著『図説 世界の歴史』(全10巻)、

「〈戦後再発見〉双書」シリーズ(以上、創元社)がある。

『知ってはいけない 隠された日本支配の構造』(講談社現代新書)

現代ビジネス「なぜ日本はアメリカの「いいなり」なのか?知ってはいけないウラの掟」

天木直人プロフィール

元外務省職員、作家。

京都大学法学部を中退し外務省入省後、豪州日本国大使館公使、レバノン国特命全権大使などを歴任。

イラク戦争当時、ブッシュ米大統領のイラク攻撃を支持した小泉首相に反対し外務省から罷免。

現在は、高級官僚や小泉政権の腐敗ぶりを暴くなど、自由な立場から言論活動を続ける。

著書に『さらば日米同盟! 』(講談社)、『さらば外務省!』(講談社)等。

天木直人 著書

・さらば外務省! ―私は小泉首相と売国官僚を許さない (講談社)

・マンデラの南アフリカ ―アパルトヘイトに挑んだ外交官の手記 (展望社)

・外交力でアメリカを超える ―外交官がたどり着いた結論 (かもがわ出版)

・九条新党宣言 (展望社)

・怒れ、9条! ―憲法9条こそ最強の安全保障政策だ

・イラク派兵を問う (岩波書店)

・ウラ読みニッポン ―新聞ではわからないことがわかる本 (講談社)

・さらば小泉純一郎! (講談社)

・アメリカの不正義 ―レバノンから見たアラブの苦悩 (展望社)

・さらば日米同盟! 平和国家日本を目指す最強の自主防衛政策 (講談社)

・自立する国家へ! (ベスト新書)

・アマル それは希望 ―七つの愛のアンソロジー (ゆにっとNOVELS)

 

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