今度の安倍首相の訪米について各紙がこぞって書いているもう一つの大嘘がある。
それが首脳会議の議題だ。
安保・経済の幅広い議題について首脳どうしで話し合うと、各紙は連日口をそろえて書いている。
中にはトランプ首相を説得するというものまである。
とんでもないウソだ。
安保問題については、既にマティス国防長官が訪日した時にすべて終わっている。
安保条約5条の適用が確認されたのだ。
日米同盟の重要性で一致したのだ。
つまりトランプ大統領の米国で、これまでの対米従属がさらに強化されることになったのだ。
米軍による日本占領が完成するのだ。
これ以上安保問題で議論することはなにもない。
だから今度の安倍訪米の議題はもっぱら貿易・為替問題だ。
そして、これらについては、日本が一方的に譲歩を迫られる。
それをかわすために、先手を打って、米国雇用増に貢献する手土産を持参し、それを提案する。
当然のことながらトランプ大統領がそれを歓迎する。
このシナリオしかない。
協議などありえないのだ。
ましてやトランプ大統領を説得するなどということはありえない。
「安保・貿易・為替問題で幅広く話し合う」というのは大嘘なのである(了)
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