きのう8日の記者会見で菅官房長官が突然言い出した。
世耕経済産業大臣は同行しない事になったと。
その理由は。カウンターパートであるロス商務長官の議会承認がまだだからだという。
それは口実だ。
ロスが商務省官になるのは間違いない。
ロスでなくても話す相手はいくらでもいる。
これは敵前逃亡だ。
そしてそれは世耕大臣ひとりの逃亡ではなく大臣を支える経産官僚が逃げたのだ。
なぜか。
今度の安倍訪米のハイライトはワシントンでの首脳会談ではなく、ゴルフ会談である。
トランプ大統領が安倍首相とゴルフを楽しんでいる間に、麻生、岸田、世耕の三大臣はワシントンに残って無理難題のトランプ大統領の要求の尻ぬぐいをさせられる。
いくら麻生、岸田、世耕大臣が正論を述べて日本の国益を守ろうとしても、肝心の安倍首相がゴルフに誘われてすべての要求を飲まされるのだから、結末は見えている。
安倍首相ひとりいい思いをして、麻生、岸田、世耕大臣は尻ぬぐいさせられる。
アメリカに随行させられて敵地で無理難題の交渉をさせられてはたまらない。
それを一番知っているのが官僚だ。
麻生財務相臣、岸田外相も逃げたいところだが、逃げられない。
なにしろ麻生大臣は、トランプ大統領から、ついて来いと命じられたからだ。
岸田外相と外務官僚は、日米安保を確認しないといけないからだ。
今度の安倍首相の訪米は、敵前逃亡したいけれどそれができない、疫病神のような首脳会談ということである(了)
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