もはや安倍訪米はテレビの政治娯楽番組の格好のネタになってしまったごとくだ。
あけてもくれても、政治評論家からお笑い芸人に至るまで、勝手きままな解説のオンパレードだ。
その中でも、一番面白かったのはきょう2月8日のフジテレビの「グッディ」という番組だった。
ゴルフに誘われて高いツケを払わされるのではないかと皆が懸念していた時だ。
解説記者がこう答えた。
安倍さんはゴルフを楽しむだけだから大丈夫なんです、と。
しかし、麻生、岸田、世耕さんらはその頃ワシントンに残ってカウンターパートと話し合っているんです。
これが大変なんですと。
これには思わず笑ってしまった。
そういう事なのだ。
麻生副総理、岸田外相、世耕経産相はつくづく損な役回りをさせられるために同行するのだ。
岸田、世耕ままだいい。
安倍の子分役を進んで引き受けているからだ。
しかし副総理の麻生太郎はどんな心境なのだろう。
なにしろ吉田茂の孫が岸信介の孫にコケにされているのだ。
吉田茂が嘆いているに違いない。
太郎に白州次郎の心意気があったならと。
日本の政治史に一大汚点を残す、今回の屈辱的な安倍一行の訪米である(了)
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