米国の中国叩きはエスカレートする一方だ。
それに追従するかのように日本も中国叩き一色だ。
どの新聞も社説で中国を批判している。
批判の急先鋒は安倍首相を支える右翼であるが、いまでは日本共産党もコロナをめぐる中国批判をし始めた。
これは異常だ。
もはや中国を擁護しようものなら国賊扱いだ。
ついに、わが同期の宮本雄二元中国大使まで、これまでの発言を軌道修正し、習近平批判を始めた(5月24日読売)
これでは習近平主席の国賓訪日は無期限延期だ。
しかし、私は言い続ける。
中国を敵視してはいけない。
いまこそ習近平主席の国賓訪日の準備を粛々と進めるべきだと。
批判して、その国の方針を変えさせられるのは、その国が弱小国の時だけだ。
そして弱小国を力で変えさせるようとすることは間違いだ。
中国を変えさせるのは外交しかない。
そして、それが出来るのは憲法9条を持つ日本しかない。
そういう事を堂々と言う者が、ただの一人も出て来ない今の日本は、間違いなく後退、劣化している。
日本外交の前途はますます対米従属になる。
安倍首相が替わっても、トランプ大統領がいなくなっても、日本の対米従属政策は微動だにしない。
それでいいのか、と、誰かが言い出さなければいけない(了)
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