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ケネディ暗殺の真相に迫ったNHK特別番組の衝撃

 最近のNHKの番組と言えばこれだ。

 すなわちNHKは4月29日と5月2日の二回に分けて、ケネディ暗殺の真相に迫る衝撃的なドキュメンタリー番組を放映した。

 もちろん私はそれを注視して見た。

 これまでにもケネディ暗殺事件については様々な説が語られ、同様の検証番組はNHKのそれを含めた多数存在して来たが、今度のNHKの番組は最も真相に迫っていると思う。

 ここまでCIAの元高官が調べあげ、それを説得力を持って語ったものを私は知らない。

 それを要約すればこうだ。

 ケネディの平和主義に危機感を抱いたCIAの複数高官が、マルクス主義を信じ、過去に襲撃事件を起こした自暴自棄の元海兵隊のオズワルトを格好のダミーと見て近づき、単独犯行に見せかけて行た陰謀だったというものだ。

 ご丁寧に在米亡命キューバ団体に報酬を与え、オズワルド単独犯行と思わせる情報操作までやらせている。

 ちなみに、在米亡命キューバ団体は、CIAの支援で軍事訓練を受けたあと、キューバのカストロ政権転覆を試みて失敗している。

 もしケネディ暗殺の真相がこの通りなら、米国という国は、CIAという政府公認の暗殺組織が、その政府のトップの平和主義に腹を立てて暗殺するという前代未聞の下剋上国家だと言う事になる。

 しかも、本来ならば国を挙げて真相究明しなければいけないケネディ暗殺事件であるのに、政府報告書は真相を隠し、そして、真相究明の鍵となる秘密資料の公開を約束していたトランプ大統領ですら、直前になって公開をしないと言いだした。

 米国という国は、我々には考えられないほど悪の側面を抱えた国であるということだ。

 そのような米国と同盟関係を維持・強化する事はどう考えても間違いだ。

 それを教えてくれたNHKの特集番組である。

 米国の核兵器開発・投下を裏にあった米国科学者たちの罪を糾弾したドキュメンタリー番組とならんで、NHKの優良番組の一、二をあらそう国民必見の番組である(了)

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