「消毒薬を体に注入したらどうか」という、子供でも言わないような頓珍漢な発言を真顔で行って天下の笑いものになったトランプ大統領。
そのトランプ大統領が、その失言で大統領選に負けるかもしれないとあわてたのだろう。
突然米国製のレムデシベルという治療薬を承認すると言い出した。
そこまでは笑い話で済ませることができる。
ところが、それを知った安倍首相は、間髪を入れずにレムデシベルを日本でも使えるようにする事を持ち回り閣議で決定した。
国内で初めてのコロナ治療薬にするという。
持ち回り閣議というのは、通常の閣議では処理できない緊急性のある時に行われるものだ。
いかに、このレムデシビルの国内使用の決定が、異例で異常であったかということだ。
その一方で、厚生省は、日本が世界にほこるアビガンの副作用をいまでも強調し、国内承認に慎重さを崩さない。
多くの著名人が、それを使って助かったと証言し、国民もそれを知っているというのにである。
世界80カ国からアビガン提供の要請があり、日本はその要請に応えて無償供与して来たというのにである。
対米従属ここに極まれりだ。
米国ファーストのトランプ大統領に、日本セカンドで応える安倍首相である。
これを称して売国奴という。
見ているがいい。
原材料を豊富に持っている中国が、アビガンのジェネリックを大量生産して、レムデシベルに先駆けて世界に広めようとするだろう。
中国と組んでアビガンで世界を救うことが出来た日本なのに、対米従属の故に、米国の言いなりになって、米中戦争に巻き込まれる日本になろうとしている。
これほど愚かな事は無い。
レムデシビル承認のニュースの中で、なぜメディアはおかしいと書かないのか。
一社ぐらいは書いてもよさそうなものだが、唯の一つも、疑問を呈する記事は無い。
戦前の愚が、今また繰り返されようとしている(了)
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