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「G7なんてやめちまえ」と言い出しかねないトランプ大統領

 おさまったとおもったら、再び激しくなった米中対立である。

 軍事対立のことではない。

 貿易戦争のことでもない。

 コロナ感染の責任のなすりつけあいのことである。

 米紙ワシントンポストが教えてくれた。

 G7のテレビ外相会議で、米国が「武漢ウィルス」の呼称を使うことにこだわり、欧州が反対したため合意ができなかったと。

 ポンペオ国務長官は会議後に記者会見をして、中国共産党は我々の健康と生活の在り方に対する重大な脅威となっていると批判したと。

 もちろん中国は大反発している。

 このままでは、トランプが主催する7月のサミット電話会談でも、米国の中国たたきはかわらないだろう。

 欧州は外相会談と同様に、中国を悪者にすることに反対するだろう。

 対米従属の安倍首相ですら、習近平を怒らせることには賛成できないだろう。

 ひとりトランプが孤立して、「こんなG7などやめちまえ」とぶち切れるかもしれない。

 そうなれば文字通りG7が終わる。

 かねてから不要論がでていたG7だ。

 しかしそれを誰も言い出せなかったG7だ。

 主催国の米国が言い出してくれてよかったということになるのかもしれない(了)

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