コロナ危機のために東京五輪が1年延期された。
そればかりではない。
コロナ危機のために経済活動が縮小し、物や人の移動が制限された。
当然のことながら羽田空港に離発着する国際便も激減する。
もはや羽田新ルートを見切り発車で開始する必要はない。
1年間延期して、その間に住民対策や安全対策、そして国際航空会社との
さらなる協議ができるはずだ。
ところが、そういう声はどこからも出てこない。
そう思っていたらきょう3月27日の日経新聞が社説で取り上げた。
なんと、延期どころか、予定通り3月29日から開始せよと次のように書いている。
「・・・新型コロナウィルスの感染拡大で航空需要が急減した今の時期に実施されるのは皮肉だが、『空の玄関』である羽田の発着枠の拡大は長期の視点に立って着実に進めるべき課題だ」と。
「安全性の確保と空港機能の充実を両立させたい」と。
まるで政府答弁だ。
結論ありきである。
いったん結論を出せば、変更はもとより、延期さえもできない硬直さである(了)
Comment On Facebook