安倍政権はきのう12月13日の臨時閣議で約4兆3000億円の補正予算を決定したというい。
ところが、それを報じる昨晩9時のNHKのニュースウオッチ9を見て驚いた。
災害や暮らしの為に緊急に必要とする予算ばかりを説明して、補正予算の半分以上を占める防衛関連予算は一切説明しなかったのだ。
驚くべきごまかしだ。
意図的な情報操作だ。
そう思って今朝の朝日新聞を見て更に驚いた。
同じように補正予算の閣議決定を報じるその記事の中で、やはり防衛予算については何も触れていないのだ。
そのかわりに、補正予算で行う経済対策(4兆3030億円)の主なメニューとして次のような項目がずらりと並んでいた。
災害復旧費、治水対策費、電柱をなくすための電線地中埋め立て費、中小企業の生産性を高める費用、就職氷河期世代支援費、首里城再建・観光振興費、日米貿易協定、TPPがらみの農家対策費、小中学校一人一台パソコン配置費、などなどだ。
暇な私はそれらを足してみた。
そうしたら、その合計は何度計算しても、わずか1兆8、951億円でしかない。
ちなみに、補正予算の財源のために2兆2000億円の赤字予算発行で賄うと朝日は報道していた。
お金に色はない。
借金してまで防衛費を増やすということだ。
こんなことを繰り返していては、間違いなく国民生活はもっと苦しくなる。
日本と言う国が滅ぶ。
メディアが書くべきはその事である(了)
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