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中国が米国の核ミサイル日本配備に警告していたという衝撃

 きょう11月19日のニュースで注目すべき記事は何と言ってもこれだ。

 朝日がスクープ報道した。

 8月に北京で行われた王毅外相と河野外相(当時)の外相会談で、中国が日本に対し、「日本に米国の中距離ミサイルが配備されれば、日中間に重大な影響を及ぼす」と警告していた事が日米関係者の話で明らかになったと言うのだ。

 ロシアのプーチン大統領が安倍首相に繰り返しそう伝えて来た事はもはや周知の事実だ。

 ついに習近平主席が安倍首相に圧力をかけて来たのだ。

 しかも米国が警戒するのはロシアの核ミサイルではなく中国の核ミサイルであるという本音も明らかにされた。

 そして中国とロシアはここにきて米国の軍事脅威に対抗して結束する姿勢を鮮明にして来た。

 ついに日本は米国と中国・ロシアの極東における核戦争の脅威の最前線に立たされることになったのだ。

 この衝撃はいくら強調してもしすぎることはない。

 いま安倍首相は森友・加計疑惑が終らない中で、桜を見る会でさらなる権力の私物化を追及され、窮地に立たされている。

 その上に、日米同盟をとるか、中ロとの協調をとるかという究極の安全保障上の選択を迫られることになったのだ。

 安倍首相がやる気をなくすのは当然だ。

 奇しくも、きょうの毎日新聞が、安倍首相は4選を考えていない事を教える連載特集記事「最長政権②」で教えてくれている。

 安倍首相は側近議員に最近こう漏らしたというのだ。

 「次に首相になる人は大変だ」と。

 まさしく、これが安倍首相の本音だろう。

 問題は、いつ辞めるかである(了)

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