たったいま、NHKニュースウオッチ9が衝撃的な史実を報じた。
すなわち、初代宮内庁長官が書きとどめていた昭和天皇の反省の独白が公表されたのだ。
明日以降、あらゆるメディアが大騒ぎして報じるであろうから、ここではその詳細を繰り返さない。
私がここで強調したい事は、ここまでの史実が見つかったのである。
この国の政治家たちは、戦後の日本のあり方を、もう一度根本的に議論して、令和時代にふさわしい民主国家日本をつくり直す作業に取り掛からなければいけなくなった。
そして、日本国民は、政治家たちにそれを要求し、いまこそ自分たちの手で日本をつくり直す、つまり、はじめての民主革命を起こさなければいけなくなったのだ。
この昭和天皇の告白を日本の夜明けにつなげなければいけない。
天皇制を、日米安保体制を、憲法9条を、そして何よりも歴史認識を、根本的に考え直さなければいけなくなったのだ。
私は懸念する。
冒頭で私は書いた。
明日からあらゆるメディアが大騒ぎして報じるだろうと。
しかし、そうならないおそれがある。
封じ込められるおそれがある。
いまさら市民革命が起きては大変なことになるからだ。
安倍首相の祖父である岸信介の大罪が追及される事になるからだ。
なによりも安倍首相の歴史認識や外交が糾弾されるからだ。
実際のところ、NHKは古川隆久という学者を登場させて要領の得ない解説をさせていた。
古川隆久という学者は、みずから解説するのではなく、こういうべきだったのだ。
こんな重要な史実を、私ごときが解説などする資格はないと。
すべての歴史学者、政治家を総動員して、国民に本当の解説をしてあげなければいけないのだと。
私はこころから願う。
この昭和天皇の告白について、これからどんなに時間をかけてもいいから、国民的議論を行って、最後は国民が結論を出すようになることを。
そして国民がそれでも、これまでの戦後の日本でいいと言うなら、それが日本の市民革命の結果だ。
私はそれに従う。
しかし、その前に、どうしても、昭和天皇の告白の評価は、国民が審判を下さなけければいけない。
いよいよ新党憲法9条の出番が来るかも知れない。
歴史が動く大きな地響きを感じざるを得ない(了)
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