参院選のさなかに起きた安倍外交の試練は、参院選が終わった直後から一気に深刻化する。
ひとつはイラン沖警護の有志連合であり、もうひとつは韓国との関係の異常な悪化である。
どちらも安倍政権を吹っ飛ばすほどの深刻な事態になる。
しかし、それ以上に深刻なのは野党だ。
外交不在の野党には、安倍首相がどんなに外交で失敗しても、それを追及できない。
それに加えて参院選後の野党の状況は、野党共闘の失敗からくるさらなる混迷に襲われるだろう。
そしてその混迷をさらに悪化させるのが山本太郎だ。
れいわ新撰組をつくって野党共闘をぶっ壊した。
そして選挙後には、みずからつくった野党が、これまでの野党共闘を更に複雑なものにするだろう。
野党共闘の混迷の中は、結束よりも分散に向かう。
自民党にすりよるものが出てくる。
これほどまでに失敗を重ねる安倍政権が、さらに続くことになる(了)
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