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イラン沖有志連合が日本に突きつけたもうひとつの踏み絵

 イラン沖有志連合に関する非公式会合が19日にも開かれる事になった。

 果たして日本はどのような形で参加するのだろう。  

 安保法を強行採決して集団的自衛権の行使を可能にしたのだから、早々と戦争協力できるはずだ。  

 しかし、これまでの報道では、安倍政権にそうする気配はない。  

 憲法9条違反の日米同盟であるが、その要請に従って実際に憲法9条違反を行うかどうかは、大きな踏み絵なのである。  

 そして、ここにきて、もう一つの踏み絵が出て来た。  

 きょうの各紙が報じている。  

 イランが日本に対して有志連合に参加しないように促した事がわかったというのだ。  

 「伝統的な友好国」を売りものにし、とくに父の安倍晋太郎外相が築いたイランとのパイプを大切にする安倍首相は、あっさりとイランの要請を裏切ることが出来るのか。  

 イランの不参加要請は、安倍首相にとってもうひとつの踏み絵となるとメディアは報じている。  

 しかし、である。  

 安倍政権ならずとも、これまで日本は何度も米国の圧力に負けてイランを裏切って来た。  

 結論から言えば、踏み絵をあっさり踏んで、安倍政権は有志連合に参加するほかない。  

 日本にとって、日米同盟の前には、いかなる踏み絵も、踏み絵にならないのだ。  

 憲法9条違反すら踏み絵にならない。  

 新聞が勝手に「踏み絵を踏まされる」と書いているだけなのである(了)

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