参院選が始まろうとしている。
しかし、報道には緊張感はまるでない。
安倍自公政権が苦しいという事は皆が言っている。
それにもかかわらず安倍自公政権は続くとみょうに冷めている。
つまり今度の選挙では何も変わらないと言っているのだ。
その後の政局こそ、政治の大再編が起きるといっているのだ。
それではどんな再編か。
今日発売の情報月刊誌「選択」がこう書いている。
「自民党が画策する『野党再編』ー改憲と反共で大連立を模索」
つまり、この国からいわゆる護憲、左翼政党をなくしてしまうということだ。
玉木国民民主党を含め旧民主党の保守を飲み込み、共産党を孤立させ、立憲民主党をかつての社会党のように万年野党にして消滅させるということなのだ。
そういえば、野党第一党の立憲民主党の凋落ぶりが目立つ。
その足を引っ張っているのが山本太郎だ。
安倍外交を一切批判せず、マイノリティ重視や弱者の経済救済などを立憲相手に競い合っているごとくだ。
小沢一郎の唱えるオリーブの木の野党共闘などなどとっくに吹き飛んで、いまや小沢一郎の影も形も見えなくなった。
小沢つぶし。
これもまた自民党の一貫した方針だ。
やはり山本太郎は安倍自民党の別動隊だったのだろうか。
そうだとすれば、安倍自民党恐るべしである。
それに立ちふさがるのが、対米自立なくして国民の安全も金も米国に奪われ続けることになると主張する新党憲法9条だ。
新党憲法9条をこの国の政治に誕生させるきっかけとなる「オリーブの木」だ。
全国で100万票を集め、一人当選させる。
そのハードルは限りなく高いけれど、不可能ではない。
これからの三週間で何が起きるかわからない。
奇跡が起きるかも知れない。
いや、そうしなければいけない。
その覚悟を持って、まもなく選挙戦に突入する事になる(了)
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