「米国とさえうまくやっていけば、ほかのどの国との関係が悪くなってもかまわない」
「逆に、米国との関係が悪くなれば、ほかのどの国との関係がよくてもダメだ」
これは、イラク戦争を支持してサマワに自衛隊を派遣した時、国会での野党の追及に答えた小泉純一郎元首相の歴史に残る「迷セリフ」だ。
いま、安倍首相が国民の目の前でそれを実践して見せている。
トランプ国賓の安倍外交がそれをこれでもかと見せつけている。
小泉が命じ、安倍がそれに輪をかけたように突き進む無条件の対米従属。
その結果、この20年間で日本はどうなったか。
政治の破壊であり、国民の生活の破壊だ。
それは、憲法9条を完全否定し、日米軍事同盟をもはや引き返せないほど深化させたことだけではない。
国民から巻き上げた金を米国の金融資本に引き渡し、非正規労働者を常態化させ、一億総中流の穏やかな日本を、貧富格差の激しい分断国家にしてしまった。
まさしく小泉が命じ、それに従った子分の安倍の二人三脚による「失われた20年」だったのだ。
このまま令和が始まり、続いて行けば、日本の未来は間違いなくもっと悪くなる。
何としてでも、ここで踏みとどまらなければいけない。
それがオリーブの木だ。
既存の政党、政治家では、小泉・安倍の暴政を変える事は出来ない。
それを変えることができるのは、米国から主権を取り戻さなければいけないと考える国民の「声なき声」だ。
その「声なき声」を政治に実現するのが「オリーブの木」だ。
小泉郵政民営化に反対し、小泉首相に小池百合子という刺客を立てられて政治家を棒に振った元自民党衆院議員と、小泉首相のイラク戦争支持に正面から反対して特命全権大使の職を失った元外交官が、いまこそ、小泉・安倍政治の誤りを国民に訴える。
小泉・安倍政治に怒る「声なき声」が、すべての違いを乗り越えて「オリーブの木」の下に終結すれば、安倍一強政治は音を立てて崩れていく。
今度の選挙を面白くするのは、それしかない(了)
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