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「無条件の日朝首脳会談」実現に立ちふさがる二つの壁

 果たして日朝首脳会談の無条件開催は実現するのか。

 もし安倍首相が「過去の清算」まで持ち出して日朝首脳会談に臨む覚悟を決めているとしたら、驚天動地だ。

 しかし、それしかない。

 ここは安倍外交の正念場ととらえて頑張れ。

 私は、安倍首相が私のメルマガをフォローしている事を前提に、そう褒め殺した。

 そうしたら、すかさず蓮池薫さんの兄である蓮池透さんから、次のような電話がかかって来た。

 それはないでしょう。

 拉致被害者家族会の要求はどんどん強硬になってきており、いまでは被害者全員の生還を求めるだけでなく、即時生還を要求するまでに至っている。

 そんな中で安倍首相が妥協をすれば今度こそ拉致被害者家族の怒りが爆発する。

 拉致被害者家族会は5月19日に大規模の決起集会を開くことにしており、そこには安倍首相も出席が予定されている。

 そこで安倍首相が無条件で日朝首脳会談を行うことを明言するのか、それを見てから安倍首相の本気度を判断したほうがいいでしょうと。

 確かにそうだ。

 横田めぐみさんの弟らが訪米し、北朝鮮に拘束され、帰国直後に死亡した米国学生の両親らと一緒になって北朝鮮の非道を米国世論に訴えている。

 安倍首相もよほどの成果がないと、支持率を上げるどころか下げる事になる。

 もうひとつは、突然起きた北朝鮮の飛翔体発射だ。

 安倍首相が無条件で日朝首脳会談を行う用意があると言った直後に発射された。

 この発射は、米朝協議が停滞していることに対するけん制であると見なされ、米国もいまのところ冷静に対応しているが、北朝鮮の出方次第ではどうなるかわからない。

 やはり、令和の初日に産経新聞に語った安倍首相の言葉は、安倍首相の場当たり的な発言だったのか。

 しかし、それでも私は、安倍首相は、「過去の清算」を含めた拉致問題の包括的な解決を目指すべきだと思う。

 そして、その日朝首脳会談で、北朝鮮の非核化についても話し合うのだ。

 ボルトンを外し、トランプ大統領と直接交渉すべきだ、その仲介役を私は買って出ると金正恩委員長に伝えるのだ。

 それこそが本物の日朝首脳会談である。

 はたして安倍首相にその器量があるか。

 それれが明らかになるのに、そう時間はかからないと思う(了)

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