対米従属の安倍外交でも、米国と違った外交を見せる時がある。
それは、たとえば米国がイランとの合意を一方的に破った時だ。
そして米国がイスラエルのゴラン高原併合を承認した時だ。
安倍首相はいずれの場合においてもトランプ大統領に従わなかった。
それほど中東問題に関するトランプ大統領の外交は国際合意に反しているからだ。
中東問題で米国と一体になればあまりにも危険だからだ。
しかし、果たして安倍政権はどこまで中東外交で米国と一線を画すことを貫き通せるだろうか。
私は米国が本気になって日本に迫って来ると、最後は中東外交ですらあっさり対米従属になってしまうと思っている。
そしてその試金石とも言うべき試練がやってきた。
ついに米国がイラン原油の全面禁輸を言い出した。
日本はあっさりと米国の制裁要求に従うだろう。
イランはイラン合意を守っていると言ってイランを喜ばせ安倍政権であるが、あっさりとそれを覆すだろう。
そしてパレスチナ問題だ。
米国は中東和平案を6月に示す意向を示している。
その内容が、あまりにもイスラエル寄りで、あまりにもパレスチナを弾圧するものである事は明らかである。
はたして安倍政権の日本はその和平案では中東に平和は来ないと米国・イスラエルに反対の立場を貫けるか。
私にとっては、パレスチナ問題は日本外交の中でも最大の問題であり続ける。
そのパレスチナ問題であるが、私は偶然にも次のような興味深い動画をユーチューブで見つけたので、読者と共有させていただきたい。
https://www.youtube.com/watch?v=mtl8xvFfuj8
この高原剛一郎という人物は聖書に基づいてパレスチナ問題とその将来について、実に多くの講演を重ねている。
その内容は、世界は最終戦争に向かって不可避的に進むというものだ。
人口が4分の一になる大惨事は避けられない、それが聖書の予言だとまで言っている。
こんな事を言う人物をどう評価すればいいのだろうか。
読者と一緒に考えて行きたい(了)
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