きょう4月12日の産経新聞が一面トップで報じた。
5月下旬に予定されているトランプ大統領の国賓来日の日程に、大相撲観戦が組み込まれていると。
安倍首相とともに土俵にあがって優勝力士に総理大臣杯を授与することが検討されていると。
ここまでは単なるスクープ記事だ。
しかし、私が「噴飯物」と書いたのは、この案が安倍首相の発案ではなく、トランプ大統領の希望でそうなったと書かれていたことだ。
そんなわけないだろう。
トランプ大統領が相撲フアンなどこれまで聞いたことがない。
しかもトランプ大統領が訪日する5月26日は千秋楽であるという。
そんな偶然があるというのか。
これは明らかに安倍首相側が、トランプ大統領側に、千秋楽に合わせて来日し、歓迎式典が終れば両国国技館へ直行すればいい、と入れ知恵したのだ。
安倍首相が言い出したと書けば反発を受けるから、トランプ大統領側が希望したと書けと言われてスクープネタをもらったに違いない。
もはや安倍首相は支持率アップの為に何でも利用するまでになってしまったのだ。
それだけでも噴飯物のスクープ記事であるが、おまけがついている。
世界最高の警備態勢が求められる米国大統領だから、警備に万全を期すために、天皇陛下の天覧相撲の際に使われる貴賓席を提供する事が検討されていると書いている。
まさしく新天皇より米国大統領を優先するということだ。
こんな日程案を、何の批判もせず当たり前のようにスクープ報道した産経新聞は、それでも日本の新聞なのか。
右翼が怒らなければおかしい噴飯物の産経新聞のスクープ記事である(了)
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