それでは安倍4選は不可避なのか。
そうはならないだろう。
そうあってはならない。
必ず安倍おろしの動きが出てくる。
いや、起こさなければいけない。
しかし、それは決して野党共闘による政権交代ではない。
政権交代ではなく、参院選後の安倍政権下で、日本の窮状がますます進み、安倍首相が辞めざるを得なくなって、挙国一致体制のごときものができ、安倍政権に終止符が打たれる、そうなるのではないか。
具体的には、自民党が安倍首相派と反安倍首相派に分かれ、そして反安倍派だけでは安倍政権を倒せないから、野党の保守・中道と組んで政権交代を目指す、そういう動きが出てくるのではないか。
つまり、今度の選挙はこのまま時間切れで、安倍自公政権と野党共闘の戦いになる。
そして、その結果は、何もかも中途半端に終わる。
野党共闘はある程度進み、選挙では野党が勝つが、安倍自公政権を倒すところまでは行かない。
安倍自公政権は議席を減らすだろうが、政権を手放すところまでは負けない。
そして選挙後も安倍政権は続き、その安倍政権下で国民生活はますます厳しくなる。
その時こそ、新たな動きが出てくる時だ。
戦後政治の総決算ともいうべき、政界大再編の動きが出てくるのではないか。
その時の鍵を握るのが新党憲法9条構想のごとき、あらたな政治理念である。
保守二大政党の実現ではなく、さりとてこれまでの自民、反自民の対決ではなく、政治を国民が監視するという政治の実現に向けた、政界大再編である。
もちろん、そうはならず、これまで通りの政治が続く可能性は高い。
しかし、そうならなければ、政治不信はますます進んでいくだろう。
安倍4選は、これまでの政治とは全く違ったあらたな政治を督促する事になると思う。
そうならなければいけないと私は思う(了)
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