ワシントンを出発する直前のトランプ大統領が、またもや今度の首脳会談がうまくいくだろうと繰り返した。
北朝鮮が非核化の具体的措置をとれば見返りに北朝鮮支援を行うつもりだ。
ところが、たとえそうなったとしても、日本は北朝鮮支援には加わらないと、すでに日本が米国にそう伝えたというのだ。
その事をきょうの2月26日の毎日新聞がスクープ報道した。
すなわち、外務省幹部はこう語ったという。
「拉致問題もあり、日本は支援できない。米国も日本の立場を理解している」と。
おまけに、人道的見地から食料や医療支援する国連機関への拠出金も使わせないと国連に通告したと。
驚いた。
米朝合意を歓迎し、それを成し遂げるトランプ大統領にノーベル平和賞を与えたいと推薦状を送ったぐらいの対米従属の安倍首相が、はじめて米国の要求に従わなかったと言う事になる。
いい度胸だ。
いい度胸だけでなく、それで拉致問題が進展すれば外交的勝利と言う事になる。
しかし、私は、これは拉致問題の進展に逆効果だと思う。
日本だけが支援しないなら、ただでさえ悪化している北朝鮮と日本と関係はますます悪くなる。
安倍首相と金正恩委員長との首脳会談実現はますます遠くなる。
いい度胸どころか、日本だけが朝鮮半島の関係改善に取り残されることになる。
やけくそ外交になるおそれがある。
安倍首相のやろうとすることはすべてが矛盾だらけだ(了)
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