きのうの国会中継を見てつくづく思い知らされた。
もはやこの国の政治では沖縄は救えないと。
沖縄県民の辺野古反対の意思が確認された翌日の国会審議である。
沖縄県民の辺野古反対の意思が確認された直後に辺野古埋め立てを続けると安倍首相が言い放った直後の国会である。
それにもかかわらず、野党はこの沖縄県民投票に質疑を集中しなかった。
アリバイ作りであると言わんばかりの、いつでもできるような辺野古反対の質問でお茶を濁した。
それだけではない。
野党第一党の枝野幸男立憲民主党代表の質問を聞いて腰を抜かした。
アベノミクスの追及どころか、アベノミクスのすべてが悪いとは言わない、などといって、延々と自説を述べていた。
国会がこれでは沖縄は救われない。
3月初めにも予算案は衆院を通過するだろう。
そうすれば後は地方統一選や参院選に向けた政局一色になる。
各党とも候補者選びに走り出す。
そして、一般国民にはとうてい理解できないような、政治信条も、政治家としての力量も、へったくれもない、党利党略を優先した候補者選びの駆け引きが、繰り広げられるだろう。
政治がこれでは沖縄は救われない。
いや、沖縄どころか、日本は救われない。
日本の未来を象徴するような、きのう2月25日の国会審議である(了)
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