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後日談に事欠かない安倍首相のノーベル平和賞推薦状発覚事件

 安倍首相が「トランプ大統領にノーベル平和賞を!」と推薦状を出していたことが発覚した事件は、やはり皆が驚いた衝撃的事件だった。

 その後も様々な情報が、面白おかしく報じられている。

 そのうち私が注目した二つを紹介したい。

 ひとつはきょう2月25日の朝日新聞の「政治断簡」欄で、佐藤武嗣編集委員が書いていることだ。

 彼の友人の米国のアジア専門家がこう語っていたという。

 「韓国が推薦状を出さないのは、自分たちが米朝会談に一役買ったとの自負があるからだ。安倍政権は建設的役割を果たしていないとの負い目があるのであろう」と。

 なるほど。言われてみれば確かにそうだと頷ける。

 もうひとつは、それとも関連するが、今日発売の週刊現代(3月9日号)に見つけた「トランプにノーベル平和賞 真の『推薦者』は外務省だった」と言う記事だ。

 その要旨はこうだ。

 「このままでは文在寅韓国大統領が今年のノーベル平和賞を受賞してしまうかも知れない」と外務省幹部がい出したのが始まりだったという。

 日本としては、それだけは避けたい。

 そこで、「朝鮮半島を平和に導いたのはトランプ大統領」として、ノーベル委員会に推薦状を送るよう安倍首相に進言したというのだ。

 いかにも安倍首相が乗って来るような話だ。

 いずれにしても、ノーベル平和賞推薦状発出の暴露は、安倍外交の行き詰まりのなせる結果だ。

 だからこの問題は徹底追及されなければいけないのである(了)

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