きのう1月28日に行われた安倍首相の施政方針演説は突っ込みどころ満載だ。
たとえば北方領土問題に関するくだりだ。
次世代に先送りすることなく必ず終止符を打つ、そのために交渉を加速する、と語った。
まだ、こんなことを言っているのか。
そういう批判をよそに、もちろん安倍首相には、それが嘘にならないための戦略があるはずだ。
それは、ズバリ領土問題の決着を先送りして、日ロ平和条約締結を先行させる事だ。
世論や野党がいくら反発しても、日ロ平和条約が締結されたなら、それは間違いなく歴史的偉業になる。
締結してしまえばすべては評価に変わる。
安倍首相はそれを狙っているのだ。
ロシア側と密約してまで、それを進めようとしているに違いない。
ところが、そんな安倍首相の野望に水をかけるようなニュースを共同が配信した。
すなわち、ロシア政府系「全ロシア世論調査センター」が、安倍首相が演説した同じ28日に世論調査結果を発表した。
それによれば、世論の77%が、北方領土を引き渡してまで日本と平和条約を結ぶ価値はないと否定的であることがわかったというのだ。
これではさすがのプーチン大統領も、安倍首相と密約できない。
北方領土を引き渡すことなく日本から経済協力だけを分捕る日ロ平和条約締結になる。
やはり安倍首相は嘘つき首相のまま平成が終わることになるのである(了)
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