これからのすべての選挙結果は、それが首長選であれ地方議会選挙であれ、7月の参院選に向けた与野党の攻防がらみで論じられることになる。
きのう行われた山梨県知事選の結果もそうだ。
自公が推薦した長崎幸太郎候補が、野党候補である現職の後藤斎候補を破った。
これは予想通りの結果なのだろうか。
予想外の大差がついたということか。
それは私にはわからない。
しかし、今日発売の週刊現代に、二階幹事長がブチ切れた!という要旨以下の記事の注目すべき記事を見つけた。
この記事は、選挙の直前に書かれたということだから、なおさら興味深い。
すなわち、二階氏の秘っ子である長崎候補が10ポイントも遅れをとっていると伝えられている状況の中で、二階氏が自民党本部で開かれた副幹事長会議に現れ、次のように怒りをぶつけたと言うのだ。
「党としてどうなんだ!山梨を回ってきたが、まったく盛り上がっていない。日々の情勢も上がってこないし、なってないじゃないか!」と
もしこの週刊現代の記事が本当なら、今度の長崎候補の勝利は二階氏の怒りが奏功した結果だという事になる。
野党は勝てる選挙を取りこぼした事になる。
もしそうなら、自民党は勢いづき、野党はさらなる混迷に陥る。
果たして今度の山梨知事選の評価を各紙に政治記者たちは、どのように書くのだろうか。
野党共闘はどう立て直しをはかるつもりだろうか(了)
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