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沖縄県民投票の日に天皇在位30年記念式典をぶつけた安倍政権

 これもきょうの読売新聞の一段の小さな記事で知った。

 政府はきのう1月25日の閣議で、「天皇陛下ご在位三十年記念式典」が行われる2月24日に、祝意を表するために各府省で国旗を掲揚する事を決めたと。

 全国の自治体や学校、企業などにも掲揚を求めると。

 これは、明らかに今上天皇の思いに反するものだ。

 最後の最後まで安倍首相は今上天皇を苦しめるつもりだ。

 しかし、私が言いたいのはその事ではない。

 2月24日が沖縄県民投票の日と重なるという事実だ。

 あらためてその事を知った。

 偶然か、それとも意図的か、それは分からない。

 しかし、この二つが同時に行われる事になった以上、沖縄の県民投票の結果は、何としてでも「反対」が、「賛成」や「どちらでもない」を合わせた数を上回って50%以上にならなくてはいけない。

 そうでなければ、「沖縄県民の意思は辺野古反対ではない」と安倍政権に宣言されてしまう。

 そして、その同じ日に、国旗を掲揚して天皇ご在位三十年記念式典が開かれる。

 昭和天皇によって捨て石にされた沖縄が、今度は辺野古移設強行により、在日米軍基地の固定化の捨て石にされる。

 もちろん、平和を願う今上天皇に対する、これ以上ない残酷な仕打ちである。

 沖縄県民は何としてでも県民投票で圧倒的な「反対」の意思を示さなければいけない。

 平和を願う全国の国民は、そんな沖縄県民を大声で応援しなければいけない(了)

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