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いつのまにか「自由貿易の旗手」になった安倍首相  

 最近の安倍首相の言動を見ていると、腹が立つよりも、笑ってしまう事ばかりだ。

 たとえば19日に東京で行われたTPP(環太平洋経済連携協定)11カ国閣僚会議における発言だ。

 各国代表の前で、「自由貿易の旗手として全力をつくす」と大見得を切ったらしい。述べたらしい(1月20日日経)

 いつの間に安倍首相は自由貿易の旗手になっただろう。

 しかし、その事を茶化すつもりはない。

 そうであれば安倍首相が行うべきは、その言葉の有言実行だ。

 そして、その相手は米国第一主義であり保護主義の旗手であるトランプ大統領の説得であるはずだ。

 そして国際協調に向けた世界経済の立て直しはみずから大阪で主宰するG20の成功にも欠かせない。

 世界が安倍首相に期待することがあるとすればトランプ大統領の説得だ。

 そのためにダボス会議に行くのだろう。

 ダボス会議に行ってトランプ大統領を説得すべきだ。

 そう思ってハタと気づいた。

 トランプ大統領はダボス会議に行かないことを決めている。

 安倍首相はトランプ大統領にも逃げられたのだ。

 いや、ひょっとしてトランプ大統領はG20にも参加しないかもしれない。

 ペンス副大統領に任せるかも知れない。

 自分の主催ではないダボス会議で振られるのはまだいいとしても、大阪で開かれるG20までもトランプ大統領に振られたら、議長国として面目丸つぶれだ。

 これでは解散・総選挙など出来なくなる。

 もはやダボス会議に出席しても安倍首相は自由貿易の旗手にはなれない。

 やっぱり今度の外遊は取りやめるべきだったと言う事である(了)

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