テレビに映し出されたきのう1月18日の菅官房長の記者会見の模様を見て驚いた。
反対運動が強まる辺野古移設強行について記者から聞かれた菅官房長官は、やや言い淀んだ後で、薄ら笑いを浮かべて、「全力で」進めると言い切った。
これは、即、内閣総辞職ものの暴言だ。
おりから沖縄では毎日のように土砂が投入され、青い海が赤茶けた土砂色に染まっている映像が映し出されている。
2月24日の住民投票を無効にする安倍政権の工作に対し、若者がハンストで抵抗している。
翁長知事は、あらゆる手段で全力で阻止すると遺言して後継の政治家に託した。
その言葉を逆手にとって、菅官房長官は「全力で」辺野古移設を強行すると言い放ったのだ。
この思い上がった暴言は、安倍政権の命取りになる。
いや、そうさせなくてはいけない。
なぜ野党党首はこの暴言を見逃すのか。
なぜ野党党首は安倍首相に菅官房長官の更迭を求め、それを行わないなら、安倍首相に内閣総辞職を求めないのか。
そう思っていたら、辺野古阻止のために沖縄を訪れた国会議員団の姿がテレビに映し出された。
水難チョッキを着て海上から叫ぶ議員団は、いつものパフォーマンス議員ばかりだ。
なぜ野党党首は辺野古阻止の先頭に立とうとしないのか。
安倍外遊を阻止し、沖縄全土の住民投票実施を要求し、米国大使館前で抗議集会を開く。
全力で、あらゆる手段を使って、辺野古反対の行動の先頭に党首自らが立って、安倍政権の政治をマヒさせる。
そうすれば必ず政局になる。
世界が注目する国際問題になり、ロシア疑惑や、メキシコ国境の壁問題や、米中対立や、米朝首脳会談などで頭がいっぱいのトランプは、辺野古なんてさっさと止めちまえ、となる。
いま野党党首が共闘する最優先は辺野古阻止だ。
辺野古阻止を政局にすれば安倍首相は頓死することになる。
本気で安倍政権を倒す時である(了)
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