きょう1月20日の午前6時のNHKニュースが流した。
公明党の遠山議員が訪米し、ナッパー国務次官補代行に対して日米地位協定の見直しを申し入れたと。
このニュースが本当なら物凄い事だ。
なぜなら、公明党は安倍自民党政権と連立を組む天下の政権政党であるからだ。
もし安倍自民党の了承を得て訪米したなら、いよいよ安倍首相もトランプ大統領に日米地位協定の見直しを申し入れる気になったということだ。
しかし、それは日米安保体制を見直すということだ。
なぜなら、日米地位協定の見直し交渉をいったん始めてしまえば、今度こそ秘密交渉には出来ない。
野党やメディアや国民の衆人環視の下に行わなければいけない。
政府は主権回復を本気で米国に要求しなければいけない。
腰砕けで終わってしまえば、かえって国民の反発を食らう事になる。
しかし、米国が日米地位協定の抜本改定に応じるはずがない。
米国に一喝されるに決まっている。
それですごすご引き下がるようでは、安倍自公政権は内閣総辞職に追い込まれる。
かといって、日本が最後まで米国に主権を要求すれば、米国は、それなら在日米軍を引き揚げると言い出しかねない。
それは取りも直さず日米安保体制が終るということだ。
これまた安倍首相は内閣総辞職ものになる。
遠山議員は、安倍自民党の了承を得た上で、そこまで覚悟をした上で、訪米をしたというのか。
その結果はもうすぐわかる。
もし覚悟をした上での訪米なら、日米地位協定改正交渉がいずれ始まる事になるからだ。
結論から言えば、日米地位協定交渉は決して始まることはないだろう。
それどころか、この遠山議員の訪米は、今朝のNHKニュースが一回限りで流して、それで終わりになる。
つまり遠山議員の訪米は、公明党の議員としての訪米であり、「公明党も日米地位協定改正に賛成です」ということをアピールするためのアリバイ作りの訪米でしかないのだ。
あの憲法9条改正反対と同じだ。
平和政党をアピールするための世論と公明党内部に向けたパフォーマンスなのだ。
日米地位協定改正問題も憲法9条改憲問題も、最後は必ず安倍政権に従う。
もし、遠山議員の訪米のNHKニュースがこれ以上進展していかないなら、私は公明党を厳しく断罪する。
外交・安保をもてあそぶなと。
平和の政党を僭称するなと。
批判されたくなかったら、公明党は、連立解消覚悟で安倍自民党政権に日米地位協定の抜本的改正を要求して見ろということだ。
私は公明党遠山議員の訪米の行方を、最後まで見届けるつもりである(了)
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