この男はもはや自衛隊のトップではない。
安倍首相の使い走りだ。
そう思える発言を、河野克俊統合幕僚長がきのう1月7日の記者会見で述べた。
すなわち、韓国海軍駆逐艦によるレーダー照射問題をめぐり日本側がレーダー情報の開示を求めた事を韓国国防省の報道官が「非常に無礼」と発言したことについて、「主権国家である我が国に対し、責任ある韓国の人間が無礼であると言うのは極めて不適切であり遺憾だ」と述べたのだ。
日頃は安倍政権を忖度する各紙でも、さすがにこの河野発言については、きょうの紙面で一斉に書いている。
「制服組幹部が公の場で他国の高官を批判するのは異例」だと。
しかし、異例どころの話ではないのだ。
完全なシビリアンコントロール逸脱発言だ。
韓国高官の発言を批判しただけではないか。
この発言のどこがシビリアンコントロール逸脱なのか。
そういう声が聞こえてきそうだ。
その答えは簡単だ。
なにしろ、安倍首相そのものが、毎日のようにシビリアンコントロールを逸脱している存在だ。
河野克俊統幕長は、その安倍首相の使い走りであり、安倍首相が続く限り異例の長さで統幕長に留まり、安倍首相の代弁ばかりしている。
これ以上のシビリアンコントロール逸脱はない(了)
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