きょう1月7日の朝日と読売に度肝を抜かれる全面広告が掲載された。
見開き2ページにわたる全面広告を掲げたのは出版社の宝島社である。
看板雑誌の『別冊宝島』からはたびたび取材を受けていたが、それが2015年に休刊になってからはほとんど目にする事はなかった宝島社だが、まだ健在だったのだ。
その宝島社が、まさしくメディアの使命を言い当てた全面広告を掲げたのだ。
朝日のそれは、石油に汚れた海鳥の写真を全面に使った「嘘つきは戦争の始まり」という広告だ。
そして読売のそれは、ローマの休日で有名になった「真実の口」の写真を全面に使った「敵は嘘」という広告だ。
それ以外に何もない。
紙面の片隅に小さく「宝島社」とだけ書かれている。
そのあまりの迫力に圧倒された。
そして、それはまさしく新党憲法9条の主張そのものだ。
引用の許可をいただくことを前提に、ここに、以下の通り、朝日の広告の全文を紹介したい。
嘘つきは、戦争の始まり。
「イラクが油田の油を海に流した」その証拠とされ、湾岸戦争本格化のきっかけとなった一枚の写真。しかし、その真偽はいまだ定かではない。ポーランド侵攻もトンキン湾事件も、嘘から始まったと言われている。陰謀も隠蔽も暗殺も、つまりは、嘘。そして今、多くの指導者たちが平然と嘘をついている。この負の連鎖はきっと私たちをとんでもない場所へ連れてゆく。今、人類が戦うべき相手は、原発よりウィルスより温暖化より、嘘である。嘘に慣れるな、嘘を止めろ、今年、嘘をやっつけろ。
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