新党憲法9条

憲法9条それは希望

シビリアンコントロール無き米国と安倍首相の危うさ

 事実上の書き始めであるきょうのブログの最初のテーマは、やはり日米同盟に関するものになった。

 きょう1月3日の読売新聞が教えてくれた。

 昨年12月31日に米国の国防長官を退任したマティス氏が国防総省の職員に対し、次のようなメッセージを伝えていたというのだ。

 「国への忠誠を貫き、同盟国としてしっかり連携して、敵に立ち向かってほしい」と。

 私が驚いたのは、そのメッセージの冒頭で、マティス氏が、1865年にリンカーン大統領が南北戦争で北軍を率いたグラント将軍に宛てた次の電報を紹介したことだ。

 「あなた方の軍事行動や計画を漏らしたり、変更したり、邪魔したり、遅らせたりはしない」

 これを要するに、米国と言う国は、誕生した時点から軍人優先の国であり、シビリアンコントロールなどというものは存在しない国だったということである。

 そして、マティス前国防長官は、シビリアンコントロールの意識などまったくない軍人だということだ。

 彼がトランプ大統領のシリアからの撤退を公然と批判し、米国の軍事同盟国との関係を重視するのも、まさしくシビリアンコントロール無視の証拠だ。

 そして、そんな米国に徹底的に従属する安倍首相は、慎重だった防衛省に命じてレーダー照射動画を公開させたことから分かるように、みずからがシビリアンコントロールを逸脱する首相だ。

 シビリアンコントロール無き米国と安倍首相。

 これほど危険なものはない。

 そして、そんな米国と安倍首相の日米同盟深化を、メディアは歓迎し、野党は本気になって阻止しようとしない。

 こんな危険な状況はない。

 新年こそ、新党憲法9条が安倍首相の前に立ちふさがる年でなければいけない(了)

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