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安倍首相のシビリアンコントロール逸脱を暴露した岩屋防衛相

 きょう12月19日の東京新聞で知った。

 岩屋毅防衛相は18日の記者会見で、「護衛艦いずも」の空母化改修
について、次のように語ったという。

 「海自や空自から具体的なニーズや要請があったのではない。あくま
で防衛政策上の観点からだ」と述べ、政治的に検討した結果であること
を明らかにした。

 これはものすごい発言だ。

 岩屋防衛大臣はよくもこんな発言を軽率にしたものだ。

 おそらく岩屋大臣は政治主導であることを言いたかったのだろうが、
大きな間違いをおかした。

 結果的に安倍首相が空母化改修を命じた事を暴露したのだ。

 普通なら、自衛隊が防衛力強化に動き、それを文民政治家が制御す
る、それがシビリアンコントロールというものだ。

 ところが、海自も空自も、防衛上の観点からは「いずも」の空母化
など必要性はなかったと言っていたのだ。

 それを、「政治的判断」で誰かが空母化しろと命じたのだ。

 そんな政治的判断をするのは安倍首相しかいない。

 たとえ官僚官邸や岩屋防衛相がそう政治的判断をしたとしても、そ
れを了承するのは安倍首相だ。

 たとえ官邸官僚や岩屋防衛相が、その政治的判断は好ましくないと
進言しても、安倍首相がそうしたいと言えば逆らえない。

 どちらにしても、安倍首相の判断だ。

 「いずも」の空母化は、トランプ大統領を喜ばすために大量のF35
戦闘機を追加購入させられた安倍首相の政治的判断に違いない。

 シビリアンコントロールどころか、安倍首相みずから率先してシビ
リアンコントロールを逸脱しているということだ。

 この岩屋防衛相の軽率な暴露は、かつてなら政権を吹っ飛ばすほど
の内部告発だ。

 しかし、誰も騒がない。

 この岩屋発言がこのまま見逃されるようでは、安倍首相は何でもでき
るということだ。

 日本の政治は終わる事になる(了)

 

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