新党憲法9条

憲法9条それは希望

「増税しても還元するなら何のための増税か」という批判はあまい

 今度はキャッシュレス決済についての5%還元だ。

 軽減税率の適用や持ち帰り購入軽減など、次々と消費税増税による
負担増をごまかすための思いつきが目に余る。

 それなら最初から消費税増税などしなければいいのだ。

 野党第一党の蓮舫立憲民主党副代表はそう批判した。

 野党ならずともそう批判したくなる。

 しかし、その批判はあまい。

 消費税の何が問題か。

 もちろんその逆進性だ。

 しかし、それだけではない。

 消費税の最大の問題点は、いったん消費税が導入されれば、広く、
薄く、確実に税収が取れることだ。

 国(財政当局)にとってこんな都合のいい制度はない。

 しかも、いったん導入されれば制度化されて、なくならない。

 あとは、国民が忘れたころに税率を上げればいいだけだ。

 そして、ここからが重要な事であるが、いったん税率を上げたら、
たとえ一時的な例外優遇策を認めても、例外優遇策はそのうち必ず
終わる。

 その一方で上がった税率は絶対に下がらない。

 全体としてみれば税収入は確実に増えるのだ

 われわれの税負担は間違いなく増えるのである。

 まさしく、これが国(財務省)のねらい目なのだ。

 「増税しても還元するなら何のための増税か」という蓮舫議員の
批判は、一見もっともな批判に聞こえるが、あまい。

 消費税はなくすべきなのだ。

 それが無理でも増税させてはいけないのだ。

 今回の10%引き上げは絶対に許してはいけないのだ。

 消費税の10%引き上げなどとんでもない。

 やれるものならやってみろ。

 国民の怒りを背にして、野党共闘で安倍政権を倒して見せる。

 蓮舫議員はそう啖呵を切るべきなのだ。

 安倍首相は震え上がるに違いない(了)

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