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「耐えられない存在の軽さ」になってしまった自衛隊

 自衛隊が、迫撃砲の訓練中に、あやまって民間人に被害を与えるという、とんでもない事故が起きた。

 私が驚いたのは、わずか3キロほどの標的に対し、2度にわたって1キロも的を外したという現実だ。

 迫撃砲を使い慣れている中東のテロ組織はこれを知ったらさぞかし笑うだろう。

 その自衛隊が、戦闘機に「見敵必殺」という標語を書いているという。

 きょう11月17日の東京新聞「こちら特報部」が教えてくれた。

 この「見敵必殺」と言う言葉は、旧日本軍が太平洋戦争で使い、広まった言葉だという。

 海自が、旧海軍の使った旭日旗を艦旗にして韓国の反発を招いたのと同じだ。

 今度は空自が旧日本空軍の真似をしているのだ。

 その自衛隊は、いま米軍の指揮下にあり、限りなく米軍の下請け自衛隊と化している。

 耐えられなく存在の軽い自衛隊になっている。

 その自衛隊を日本の誇りだと繰り返し、どんどん予算を増やし、海外にまで派遣しようとしているのが安倍首相だ。

 限りなく存在の軽い、耐えがたい首相である(了)

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