私の長年の読者なら、私がジュリアン・アサンジュの事をどれほど高く評価して来たかを知っているだろう。
告発サイト「ウィキリークス」の創始者であるあのアサンジュの事である。
私をここまでアサンジュ支持者にしたのは彼の言葉だ。
自分だって告発なんかしたくはない。
権力者の悪を許さないようなシステムが出来れば告発などしなくても済む。
しかし、そのようなシステムが出来ないからこそ、真実を知らせ、皆の力で権力者の悪を許さない社会にするしかないのだ。
自分が告発したからと言って権力者の悪がなくなる事にはならないかもしれない。
しかし、それでも私は告発を続ける。
正確な表現はもう忘れてしまったが、彼があの時メディアの前で語った言葉の意味はそういう事だった。
その言葉は当時の私の心を強く揺さぶった。
そのアサンジュが、再び私の心を鼓舞してくれた。
きょう11月17日の東京新聞「本音のコラム」で、師岡(もろおか)カリーマという文筆家が教えてくれた。
アサンジュはこんな言葉も残していたのだ。
「一般市民は戦争を好まない。だからウソをついて彼らを戦争に導くしかない。ならば我々は、真実によって平和に導かれることができるはずだ。これは大きな希望の源である・・・戦争は入念なウソの積み重ねで始まる。平和は真実で達成できる」
素晴らしい言葉だ。
彼こそが新党憲法9条の代表にふさわしい真の勇者だ。
だからこそ米国はアサンジュを許さないのだ。
きょうの共同通信が教えてくれた。
米司法当局はアサンジュを訴追する準備を進めていると。
こんどこそアサンジュは逃れられないかもしれない。
しかし、私のなかのアサンジュは不滅だ。
アサンジュの雄姿を思い浮かべながら、私は新党憲法9条を実現して見せるという覚悟をあらたにした。
正しいことほど強いものはない。
まだ見ぬ遠方のアサンジュは、微笑みながらそう私に語りかけてくれている。
勝手に私はそう思っている。
新党憲法9条を実現し、彼を迎えに行く。
それが私の夢である(了)
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