何でも政局に結びつけようとする野党が、今度の安倍首相の2島先行返還についても発言している。
立憲民主党の辻元清美国対委員長が次のように記者団に語って安倍首相が出席する集中審議を要求したらしい。
「国後、択捉の2島を棚上げして交渉を急ぐのか注視しなければいけない」と。
いだろう。
北方領土問題は重要な外交問題だから国会で集中審議すべきだ。
しかし、今度の日ロ首脳会談は、野党にとってプラスになるものは何もない。
2島先行返還に対する異論は自民党の方から出るからだ。
だからといって、野党は安倍首相の2島先行返還を容認するわけにはいかない。
ましてや北方領土問題についての解決策も、解決する能力も野党にはない。
およそ外交で野党が安倍首相を追い込む事が出来るのは、対米従属の安倍違憲外交だけだ。
野党はその一点に絞って攻めるべきだ。
そのためになすべき質問は山ほどある。
何でもかんでも政局に結びつけようとするようでは、野党はますます国民の支持を失う事になる(了)
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