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本格論戦が始まる直前に敵前逃亡した石破氏は終わった

 いよいよ、あす26日、安倍首相が総裁選出馬を表明するらしい。

 これでやっと石破氏との本格論戦が始まる。

 そう思っていたらきょうの読売新聞が報じた。

 石破氏は安倍首相批判を封印することにしたと。

 支持をしてくれた竹下派の中にも安倍シンパがいる。

 その筆頭である吉田博美参院幹事長が、モリカケ批判をする石破氏を見て、「個人的なことでの攻撃は嫌悪感を感じる」と非難したからだ。

 それを知ってみずからの陣営の中からも、「野党のような首相批判を繰り返すのは、かえって逆効果だ」という指摘が相次いだからだという。

 こうした声を受け、石破氏はきのう24日、次のように語ったという。

 「党のありかたについての主張は終わった。今後は政策路線に切り替える」と。

 これでは駄目だ。

 モリカケ疑惑に対する安倍首相の対応を見て、「正直で公正な政治」をキャッチフレーズにしたのではなかったのか。

 世論の大多数は安倍首相の政治姿勢に疑問を抱いている。

 だからこそ総裁選でのガチンコ勝負に関心が集まっていたのではないのか。

 だからこそ安倍首相が逃げまくっていたのではないのか。

 もはや逃げられないと観念して出馬表明をする安倍首相を目前にして、自分の方から逃げてどうする。

 もともと総裁選の勝負は見えていた。

 見えていたけれども石破氏が正面から安倍首相の政治姿勢を糾弾するというから期待したのだ。

 ひょっとして何かが起きるかもしれないと。

 石破氏の敵前逃亡で自民総裁選はもはや終わったも同然だ。

 そして石破氏も終わりだ(了)

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