安倍・菅コンビがあまりにも暴政をくり返すおかげで、戦後の日本のいかさまぶりが次々と明るみになって来た。
主権を放棄した対米従属ぶりしかり。
優秀で国民の為の官僚組織であるはずが、その実、ここまでお粗末で反国民的組織だったことしかり。
権力を監視するはずのメディアがここまで権力に無抵抗であることしかりだ。
そこにきて、もうひとつのとんでもないいかさまぶりを、発売中の週刊ポスト(8月31日号)が教えてくれた。
「安倍首相VS宗教団体の暗闘」という特集記事がそれだ。
安倍首相は国民の便宜を考えて新元号の公表を当初は8月ごろに行うつもりだった。
ところがどんどんと引き延ばされ、ついに来年5月1日の新天皇の即位後になりそうだという。
確かに憲法9条改憲は安倍首相の悲願だが、安倍首相にとっては政権維持の方がはるかに重要で、そのためには憲法9条改憲を封印して景気回復を最優先すべきと考えていた。
ところが総裁選の直前になって急に憲法9条改憲を言い出してライバル石破茂氏の土俵にみずから飛び込んだ。
この新元号と憲法9条改憲をめぐる安倍首相の迷走。
その二つの背景にあるのが神社本庁であるというのだ。
神社本庁の前身は戦前の内務省神祇院で国家神道を統括する政府機関だった。
戦後GHQに一掃されるところを民間の宗教組織となって生き残り、安倍保守政治に影響を与えているというのだ。
神社本庁の総長は日本会議の副会長でもあり、神社本庁と日本会議の保守思想は見事に一致する。
週刊ポストのこの記事の深刻性は、「最大の支援者」が「最強の抵抗勢力」でもあると書いているところだ。
つまりこの国の首相が安倍首相であるせいで、この国の首相が神社本庁の意向にどんどんと逆らえなくなりつつあるというのだ。
こんな馬鹿な事があっていいのか。
日本の首相が、国民の声より、神社本庁の声を優先するなどということがあっていいのか。
全国に存在する神社の最大のお客は国民だろう。
お客様は神様のはずだ。
あまりにも本末転倒なこの国の現実が、またひとつ明かされようとしている。
週刊誌がここまで書いたのだ。
大手紙は安倍首相と神社本庁の暗闘について、もっともっと国民に知らせなければいけない(了)
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