きょう8月17日の朝日新聞が安倍首相の訪中が10月23日を軸に調整中であると報じた。
複数の日中関係筋が明らかにしたという。
安倍嫌いの朝日がここまで書くのだからこれで決まりだ。
それにしても、安倍嫌いの習近平の中国がなぜここまで安倍首相の日本との関係改善の方針に急転したのか。
今年が日中友好条約の発効から40年の節目に当たるということもある。
しかし、もちろんそれが理由ではない。
読売やNHKといった御用メディアは、米中貿易戦争の為だと報じる。
つまり敵の敵は味方だという論法で、米国と対峙するには日本と共同戦線を組む必要性が出来て来たからだとしきりに流している。
トランプ大統領との揺ぎ無い関係を築いた安倍首相の功績だと言わんばかりだ。
もちろん、こっちのほうは大嘘である。
なにしろ対米従属の安倍首相については中国はとっくにお見通しだ。
日本と組んで米国に対峙するなどということは悪い冗談だ。
そもそも中国は独自で米国に勝つつもりだ。
それではなぜ急に中国は日中改善に急転したのか。
中国は日中関係改善に舵を切ったわけではない。
中国が舵を切ったのは日中首脳の相互訪問だけなのだ。
安倍首相は何とかして日中首脳の相互訪問を実現したいと躍起だ。
なにしろ6年も首相をやって一度も中国を訪問できないのでは歴史的汚点になる。
何のために日本の首相を6年もやっていたんだという事になる。
そこで考えついたのが天皇退位前の習近平の訪日だ。
天皇陛下は来年の4月に退位される。
習近平さん、それまでに訪日しないでいいのですかと。
私が先に訪中させてもらって露払いしますから、その後日本に来てください。
これなら面子が立つでしょう。
こう言って日中首脳の相互訪問を迫ったのだ。
習近平がこれを断れるはずがない。
習近平はかつて副主席の時、訪日して天皇陛下に謁見している。
はれて主席となって再び天皇陛下に謁見したいはずだ。
ましてや、おそらく在位30年の今上天皇が最後に謁見する外交首脳という光栄に浴することになる。
安倍首相は最強のカードを切ったのだ。
究極の天皇の政治利用である。
しかも、これは日中関係改善を願う天皇陛下も望むところだ。
以上書いて来た事はもちろん私の勝手な推測だ。
しかし、見ているがいい。
安倍首相は10月に訪中し、その時、習近平主席が訪日を受け入れた事が同時発表される。
総裁選が終わって安倍3選が決まったとたん、日中首脳の相互訪問が公式に発表されるだろう。
それを教えてくれるきょうの朝日のスクープ記事である(了)
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