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3回目の南北首脳会談は南北経済協力一本やりで行け

 私の助言が文在寅大統領に届いたとうぬぼれたい。

 韓国と北朝鮮が13日、3回目の首脳会談を前倒しして9月中に平壌で開くと発表した。

 行き詰まっている米朝非核化協議の打開のためだ。

 私は米朝非核化協議がモタモタしている中で、文在寅大統領が再び首脳外交に動けと書いた。

 その通りになったごとくだ。

 ならばうぬぼれついでに、今度の南北首脳会談についても助言したい。

 第3回目の南北首脳会談の議題は、北朝鮮の非核化でも、北朝鮮の体制保証でもない。

 ズバリ南北経済協力の具体化一本やりで行けと。

 北朝鮮がいま最も重視しているのは経済発展だ。

 それを妨げているのが米国の制裁圧力だ。

 そして制裁解除と非核化はどちらが先かで膠着している。

 そんな中で文大寅大統領が出来る事は米朝間の仲介ではない。

 南北融和だ。

 南北融和の進展は、誰も妨げる事の出来ない南北朝鮮民族の悲願だ。

 そして南北融和の中心は南北経済協力だ。

 南北融和は、南北の経済発展あってこその南北融和だ。

 特に北朝鮮にとってはいまや経済発展、開放こそ最優先政策である。

 それを妨げているのが国際社会の制裁圧力だ。

 しかし、韓国が北朝鮮との経済協力を進める事は制裁破りにはならない。

 というよりも、制裁の例外だと主張すればいい。

 民族融和は誰も否定できない民族の悲願だからだ。

 繰り返して助言する。

 今度の南北首脳会談では、文在寅大統領は、出来もしない米朝協議の仲介などではなく、ひたすら自分ができること、自分しかできないこと、つまり南北融和であり、その中心である南北経済協力一本やりで望むべきだ。
 
 そうすることによって、北朝鮮を制裁圧力から解放し、北朝鮮の経済開発、開放を実現するのだ。

 これこそが、文在寅大統領だけが出来る首脳外交であり、それはそのまま米朝関係改善につながる首脳外交である。

 果たしてこの助言もまた文在寅大統領に届くだろうか(了)

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