「役人を呼び出して権力を振りかざした事実は動かし難く、野田(聖子)大臣が許されるわけではない。しかし、これが自民党総裁選にむけた『野田潰し』であることも間違いない・・・」
こういう書き出しで始まる、きょう発売の週刊フライデー(8月10日号)の「野田聖子総務大臣 ガクトコインの暴落とともに総裁選の表舞台から去る」という記事は、国民必読である。
その文章は、そのあと、こう続けられている。
「・・・閣僚が役人を呼ぶと、すぐ役所から官邸の菅官房長官のもとに報告が届く。そうして収集した情報をリークし、政敵を潰すのは、安倍政権の常套手段です・・・」(自民党幹部)
ここまで卑劣な事を安倍・菅暴政コンビはやっているのだ。
閣僚は安倍首相が任命したいわば安倍政権の子分であり仲間だ。
その子分であり仲間さえ、監視し、弱みを握れば、それをメディアにリークして潰す。
これでは秘密警察国家と同じだ。
そこまでして安倍首相は政権の座にとどまり続けようとしているのだ。
一事が万事である。
何も閣僚だけではない。
安倍首相にとって都合の悪い者すべてを、そうして葬ってきた。
これを要するに、自分が不利な状況に置かれていると知れば、相手をさらに不利な状況にして、相対的に有利な立場に立とうとしているということだ。
私は繰り返し書いてきた。
政治家も官僚も企業も、皆が不祥事発覚で頭を下げているような状況では、誰も安倍批判は出来ないと。
みなが負け比べしているようなものだと。
しかし、その負け比べは、たまたま、そうなっていたのではなかったのだ。
安倍・菅暴政コンビが情報をリークして負け比べの状況を作り出していたということだ。
こんな卑劣な事までして政権を維持したいのか。
それを国民が知った時点で、安倍政権は終わりだ。
いや、そんな安倍政権は、国民の怒りで一日も早く終わらせなければ、この国は一億総監視国家になって、本物の負け比べ国家になる。
そんな日本にさせてはならない(了)
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