沖縄慰霊の日に読み上げられた女子中学生の演説は、それを聞きいた者みなに感動を与えたに違いない。
しかし、それよりも私は翁長知事の言葉と姿に感動を覚えた。
いや、鬼気迫る覚悟を見た。
そして、それを口に出す事ができないまま、きょうに至った。
ところが、今日発売の週刊現代(7月14日号)を見て驚いた。
書いてはならない事を書いてしまったという思いでその記事を読んだ。
しかし書いてしまった以上、もはや一人でも多くの日本国民がそれを目にしなければいけないと思った。
それがこのメルマガを書く目的だ。
「菅義偉官房長官が、いまもっとも注視しているのは、『天敵』である沖縄県の翁長雄志知事の動静である・・・」
こういう書き出しで始まるその記事の要旨はこうだ。
沖縄県の知事選は11月18日に投開票されることが決まったが、自民党の候補者が決まらない。
その理由は翁長知事が出馬するかどうかわからないからだ。
オール沖縄側は大っぴらには翁長知事の再選出馬と言っているが、抗がん剤治療を続ける翁長氏の出馬は難しいとみられる。
「このままいくと、辞任はせず、任期を全うするか、あるいは任期中に亡くなる可能性も高くなってきた。『弔い合戦』となってくると、絶対に勝てる候補でないとまずい(自民党沖縄県連幹部)。
だから最有力である佐喜眞淳(さきまあつし)でさえも、候補者として決め切れないまま、翁長氏の体調と気迫とのせめぎ合いで、しりじりと時間がたっていくばかりだ。
そう週刊現代の記事は書いているのだ。
週刊現代が書いたということは、自民党側もオール沖縄側も、ここまでの事が関係者の間でささやかれているということだ。
しかしこれはタブーだ。
大手新聞では絶対に書けない事だ。
そのタブーを破って週刊現代は書いた。
私が沖縄慰霊の日に見た「鬼気迫る翁長知事の覚悟」とはまさしくこの事である。
自分が沖縄県知事であるかぎり辺野古新基地は絶対につくらせないという覚悟である。
沖縄県民は、いや日本国民は、翁長知事のこの覚悟を知って、辺野古新基地をつくらせてはいけない。
それどころか、翁長沖縄知事が知事でいるうちに、安倍政権とともに菅官房長官の退場を迫らなければいけないのである(了)
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