トランプ大統領の怪気炎が止まらない。
ワシントン発共同が教えてくれた。
トランプ大統領は20日、ミネソタ州で開かれた支援者集会で、米朝首脳会談後初めての演説でこう語ったという。
米朝首脳会談は素晴らしい会談だったと。
こんな事が起こるとは1年半前、誰も思っていなかったと。
私は金正恩氏とうまくやっていると。
この事実が意味することは、我々は平和でいられるということだと。
11月の中間選挙では、われわれは勝って、勝って、勝ちまくると。
そう語るトランプ大統領に約1万人の観衆から大きな歓声が起こったというのだ。
このトランプ大統領の凱旋演説を聞くまでもなく、ついに櫻井よしこ氏が本音を漏らした。
きのう発売された週刊新潮最新号(6月28日号)の連載コラム(日本ルネッサンス第808号)でこう語っている。
・・・それでもトランプ氏が決意すれば、日米中露南北朝鮮の6カ国で、明確に米軍引き上げに反対するのは、日本だけになりそうな状況だ。朝鮮半島からの米軍の引き揚げは、間違いなく極東情勢を一変させずにはおかない。その場合、日本の姿はどうなるか。米軍の核の傘から韓国が脱け出し、残るのはわが国だけになる。このような国の在り方でよいのかと、私たちは問うべきだ・・・
ここまでは、まさしくその通りだ。
しかし、櫻井よしこ氏はこう締めくくっている。
「今後の事は、韓国からの米軍撤退も含めて何があっても不思議ではない・・・極東情勢は大転換してしまったのだ。その事を覚悟して、日本が力を発揮して拉致被害者を取り戻すには・・・憲法改正を含めて力の外交も出来る国にならなければいけない」と。
大きな間違いだ。
こんな事をすればもっと孤立する。
そうではない。
いまこそ対米従属である日米同盟から自立し、憲法9条を世界に掲げて平和外交に徹する時が来たのだ。
もはや櫻井よしこ氏はトランプ大統領の登場によって安倍首相ともども居場所がなくなったということだ(了)
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