米朝首脳会談の評価について、ここへきて安倍首相がやたらに評価するようになった。
あれほど北朝鮮に敵対し、米朝首脳会談が行われる前には、北朝鮮への圧力を緩めるなとトランプ大統領にしつこく求めて来た安倍首相であるというのにである。
そして、共同宣言で非核化の具体化が示されなかったとして、米朝首脳会談に失望したに違いないのにである。
そう思っていた、らきょうの報道でその理由が分かった。
ワシントン発共同が配信し、それをきょう6月19日の産経が転載した。
すなわちトランプ大統領は17日のツイッターでこうつぶやいたというのだ。
「北朝鮮との非核化合意はアジア全域から称賛、祝福されている。彼らはとても幸せだ」と。
「わが国には、トランプに勝利を与えるくらいなら、歴史的な合意が失敗した方がマシだと思う人がいる。大勢の命を救えるかもしれないのにだ!」
これを見た安倍首相は腰を抜かしただろう。
なにしろ、このままでは、アジアの中でただひとり、日本だけが称賛しない国になるからだ。
なにしろ、このままでは、日本だけが首脳会談の心配を喜んでいた国になるからだ。
このままでは、いずれトランプ大統領から、「お前は首だ!」と言われる。
いや、ツイッターに書くぐらいだから、トランプ大統領は安倍首相に電話首脳会談で伝えていたに違いない。
よもやお前はこの歴史的合意を批判するような真似はしないだろうなと。
安倍首相は、ここでもトランプ大統領に恫喝されていたのだ。
因みにトランプ大統領は、米韓軍事演習の中止についてもこうつぶやいている。
「私の要請だ」と。
つまり、金正恩委員長の要求に譲歩したのではなく、自分の判断に基づいた提案だと言っているのだ。
そして、次のように続けている。
「(軍事演習は)非常に金がかかり、誠実な交渉に悪影響を及ぼす。挑発的でもある」と。
もはや安倍首相は二度と軍事演習の中止に反対する言葉を口に出す事は出来ないということである(了)
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