加計疑惑の事ではない。
対北朝鮮外交の事だ。
河野外相が21日からアルゼンチンで開かれるG20外相会合に出席し、北朝鮮の完全非核化に向けて圧力強化を訴えるらしい。
その一方で河野外相の親分である安倍首相は6月8日からカナダで始まるG7サミットで核・ミサイル・拉致問題の包括的解決を目指す日本の方針を訴えるらしい。
世界は今、6月12日に予定されている米朝首脳会談で、北朝鮮の非核化と引き換えに北朝鮮の体制を保証するというディールに向けて動いている。
トランプ、金正恩、習近平、文在寅の4首脳が、それぞれの思惑の違いを隠しながら合意向けて首脳外交を凌ぎ合っている。
プーチンのロシアも欧州主要国も、そんな米朝首脳会談の成功を期待している。
ところが、日本だけが北朝鮮への強硬姿勢を貫いている。
なぜここまで日本は空気が読めないのか。
そう思っていたら、昨日の一部報道がばらしていた。
外務省幹部は自嘲気味にこう語っていると。
ここまでくればもう日本は悪者に徹し切るしかないと。
安倍首相には逆らえないということだ。
安倍首相によって、いま日本の行政はズタズタにされてしまったが、日本外交もまたかくも無残な事になっているのである(了)
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