北朝鮮が米朝首脳会談の中止を突然言い出したことに一番驚いたのはトランプ大統領だろう。
何も聞いていないと自ら認めて衝撃を隠さなかった。
しかし、北朝鮮が中止を言い出した本当の理由を知ったらもっと衝撃を受けるだろう。
一夜あけて、きょうの各紙が一斉に書いている。
これは北朝鮮のボルトン外しであると。
つまり、まだ核兵器の開発段階にあったリビアと、いまや米国本土に核攻撃できるまでになった北朝鮮を同じ扱いにし、無条件で核放棄をしたらその後で制裁解除をしてやるという成功体験を北朝鮮との交渉に持ち込むボルトンでは、話にならない、北朝鮮を舐めるなと言っているのだ。
ポンぺオはいいが、ボルトンは駄目だと言っているのだ。
そして、そう主張する北朝鮮は全く正しい。
リビアの成功体験など事実無根の自画自賛なのだ。
そもそもボルトンはイラク攻撃を唱えて今日の米国を招いた疫病神だ。
いまでもネオコン思考から脱却できない時代遅れの人物だ。
そしてトランプ大統領の最初の人選に漏れた人物だ。
次々と首を切るトランプ大統領が、人選に困って最後に指名した人物だ。
そんな人物が、トランプ大統領の空気を読めずに強硬策を唱えて金正恩を怒らせたのだ。
トランプ大統領はボルトンの首を斬るしかない。
私だったらそうする。
このままボルトンが出しゃばり続ければことごとく交渉はうまくいかないだろう。
米朝首脳会談は成功させるしかないという結論は出ているのに、無駄な労力を使う事になる。
トランプ大統領が最も嫌う事だ。
ボルトンの首を切る事によって、トランプ大統領と金正恩委員長の信頼関係は再確認され、米朝首脳会談は再び軌道に乗る。
トランプ大統領の思惑通り、中間選挙前に朝鮮半島の非核化に成功する。
そして中間選挙に勝ってノーベル平和賞を手にすることが出来る。
「雨降って地固まる」のたとえで言えば、まさしくボルトンの首が飛んで米朝首脳会談の地が固まるのである(了)
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