驚いた。
きょう5月18日の読売新聞が一面で大きく報じた。
大阪地検特捜部は佐川前国税庁長官を不起訴処分にする方針を固めたと。
佐川氏本人や財務省職員から事情聴取し、また関連文書の中身を検討した結果、書き換えや虚偽の記載はなく、起訴は困難と判断したと。
国に損害を与える意図も立証できなかったと。
よくも大阪地検特捜部はこんな判断が下せたものだ。
これまでにも大阪地検特捜部が不起訴処分にするだろうという推測記事はあったが、ここまで断定的に書いた記事ははじめてだ。
やはりそうだったのか。
ここまで佐川氏がウソ答弁をしていた事が明らかになったというのに。
これまでの国会追及や数々の証言は一体何だったのか。
野党も世論も激怒しなければいけない。
そう思って他紙を読み比べようとしたら、更に驚いた。
読売以外のどの新聞も報じていない。
ということは、これは読売新聞のスクープであり、しかも政府筋が読売新聞だけに書かせた観測気球(バロンデッセ)なのだ。
この記事を見て野党や世論が激しく反発しなければ、佐川不起訴で森友疑惑を終わらせようというわけだ。
ならば野党や世論は激怒しなくてはいけない。
政府も司法も世論の反発にはめっぽう弱いからだ。
佐川を不起訴処分にしたらダダではおかないぞ。
国民を舐めたら大阪地検特捜部など存続できないぞ。
こんな記事を書くような読売新聞をボイコットせよ。
そう激怒して大騒ぎするのだ。
大阪地検特捜部も読売新聞も、それを命じた安倍政権も震え上がるだろう。
権力者が皆、国民を恐れるような世の中にならなければいけない(了)
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