6月12日の米朝首脳会談は、もはや成功は間違いない。
たとえその中身が不十分、不完全であっても、トランプ大統領も金正恩委員長も、自画自賛して終わる。
そしてそのことは、アジアや世界の平和にとって歓迎すべきことなのだ。
万が一不調に終わっても、それが戦争の危機に至ることはない。
なぜなら南北和平は不可逆だからだ。
そして、実はアジアや世界の平和にとってより重要で意義深いのは、朝鮮半島の非核化よりも、南北和平の実現の方なのである。
たとえ核やミサイルが残っても、南北和平が実現すれば、それがお互いに使われる事はなくなるからだ。
まさしく金正恩委員長が、敵対関係がなくなれば核兵器は不要になると言ったのはこの事なのである。
この歴史的南北和平の動きの中で日本は終始、蚊帳の外だった。
いくら安倍首相がそれを認めなくても、世界は皆そう思っている。
憲法9条を持つ日本国民として誠に残念な事である。
しかし、まだ遅くない。
日本しかできない、そしてどの国も真似のできない、世界を興奮させる貢献が残っている。
ズバリ、それは、今上天皇が退位前に韓国を公式訪問されることだ。
訪韓し、そこで日本の過去を反省、謝罪され、そして、今度の韓国と北朝鮮の和解をこころから祝福される事である。
今上天皇が退位される来年の4月末までに南北朝鮮が統一したり、あるいは日本と北朝鮮との国交樹立が実現していたら訪朝もありうる。
しかし、それは現実には難しい。
ならば韓国を公式訪問し、そこで南北和平を祝福し、北朝鮮にもメッセージを送るのだ。
この今上天皇の退位前の韓国訪問が実現すれば、世界の南北首脳会談、米朝首脳会談につぐ、世界のトップニュースになるだろう。
ホップ、ステップ、ジャンプとなってアジアの和平ドラマが完結することになる。
退位前の今上天皇の訪韓実現は、天皇陛下がもっとも念願されていることに違いなく、それを国民の声で実現させることが出来れば、それがあの「おことば」に対する国民の答えになる。
そうすることによって今上天皇は心残りなく退位される事が出来、我々は平成という時代を祝福を持って次の元号の時代につなげていく事が出来るのである。
誰かがそれを言い出さなければいけない。
誰も言い出さなければメディアがそれを書かなければいけない。
メディアも書かないようであれば新党憲法9条が、きょう5月13日からそれを公約として掲げる。
私は、きょうから今上天皇の退位前の韓国公式訪問の実現の必要性と重要性について、毎日訴え続けていくつもりである。
新党憲法9条は正しい歴史認識と歴史の流れを先取りする政党である(了)
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