最近の朝日のスクープ記事は安倍降ろしの記事と相場が決まっている。
しかしさすがにこの記事は違うだろう。
文字通り外交情勢に関するスクープ記事だ。
それにもかかわらず、安倍おろしではないかと思えるほど、安倍首相にとって不都合な記事だ。
きょう4月23日の朝日がソウル発牧野愛博記者のスクープ記事を掲載した。
それは3月末から4月初めにかけて行われたポンぺオ米中央情報局長官の極秘訪朝に関するスクープ記事だ。
北朝鮮関係筋が明らかにした話として次のように報じている。
すなわち、ポンぺオ氏ら米政府当局者6人は韓国で国家情報院の情報提供を受けた後に北朝鮮入りしたと。
金正恩朝鮮労働党委員長自らが歓待し、食事を含め会談はは3、4回に及んだと。
金正恩氏は「完全な核廃棄」の意志を表明し、在韓米軍撤収要求はしなかったと。
抑留している米国民3人を解放する方針も決めたと。
金正恩氏は会談後、ポンぺオ氏について、「こんなに自分のペッチャン(度胸)と合う人間ははじめてだ」と喜び、満足したと。
米国は「金正恩氏は本当に非核化する意思を持っている」と評価したと。
現在もCIAと見られる米政府関係者が北朝鮮入りし、首脳会談に向けた調整が続けられていると。
以上が牧野記者のスクープ記事の概要だ。
4月17日の安倍訪米とトランプ大統領との首脳会談の前に、ここまで北朝鮮と米国の間で話し合いが進んでいるとは驚きだ。
しかも、日本は安倍首相の訪米直前まで金正恩氏とポンペイ氏の極秘接触を知らなかったが、韓国はとっくに知っていたのだ。
もちろんその結果報告も受けているに違いない。
そして習近平主席もこの極秘接触について金正恩委員長から知らされていたに違いない。
知らなかったのは日本だけだったということだ。
文字通り日本は外されていたのだ。
これからも、北朝鮮問題について日本が米国、中国、韓国、北朝鮮の4カ国の話し合いに仲間入り出来る見通しはまったく見当たらない。
安倍外交破れたりだ。
いや、敗れっぱなしである(了)
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